子犬みたいな顔であたしを見上げる紬君


あぁ~もぉ、、、


「ねえ、紬君、もう婚約者とか言わない?」

「はい、絶対!」

「キスとか余分なスキンシップNGだよ?」

「はい、分かってます。」

あたしはフーと息を吐いて


「なら、昔の事は忘れます。お友達にして下さい。」


あたしの差し出した手を

ぱあぁと顔を輝かせて顔を紅潮させると、


恭しく取りあたしの手をかかげあげ


「御意。」


とのたまった。


お~いどんなプレ-なんだ。


「普通でお願いします!」



こうしてあたし、唐澤穂香。


従者を一人ゲットだぜ。

    


ロンリ-プリンセス  ~END~