「だから、それは、」


「気持ちは分かるけど。ほら、もう宝とエッチまでしちゃってるわけだし。


 キスぐらいもう時効にしてあげなよ。」


「結姫ちゃん////なんで知って。」


「けしかけたのあたしだもん。宝が健一に土下座して謝ったのは事実だし。


 紬、そういうわけで穂香ちゃんは処女じゃないわよ。


 責任なんか取らなくっていいの。」


紬君はショックで蒼白になって、


「嘘だ、俺のほのかちゃんが~。」


と取り乱していた。


いつからあんたのものになったんだよ。


この事件は実際にPVを作って放映され事なきを得た。


けれど、学校中にあたしの熱演が放映され。


だれも、あたしの事を姫とは呼ばなくなった。