生徒会室にあたし達は会議用の椅子に離れて座って、


「まず、唐澤さん。相原君は先輩です、

 呼び捨てにしたりアイツ扱いはいけません。」


「でも。」


「秩序は小さなところから乱れるんですよ。」



「相原君、あなたは、3年で、しかも副会長です。


 もう少し行動を自重しなさい嘘からは何も生まれません。


 好きなら正攻法で責めるべきです。」


「はい、すみませんでした。」


紬君は大きな身体を丸めて小さくなって返事をした。



「さて、ここまでは生徒会長としてのお小言。ここからがあたしの本音!」


「穂香ちゃん。紬はずっと悔んでたのよ、いい加減それは許してあげたら。」