「こまった姫だね?」

宝君はあたしをヒョイとお姫様だっこでベッドに運ばれて、


ぽいっとベッドの上に放り出された。


「覚悟しなよ。俺、ずっと我慢してたし初めてだから

 優しくできないよ?」


ポイポイっと自分の服脱ぎ始めて、


あたしは目のやりどころがなくって手で顔を覆っていたら。


手を剥がされて。


「覚悟したんでしょ全部見てて、SEXなんて綺麗なもんじゃないんだ


 俺の丸ごとで穂香ちゃんを抱くから。ちゃんと見てて。


 王子でも、ヒ-ロ-でもない、


 ただのヘタレがどんなに一生懸命だったか


 愛してるかその目に焼き付けて。


 今から目をつぶるの禁止ね。」


この時初めて自分がどんなに宝君があたしを大事に想っていてくれているか


思い知った。3歳の年の差を凄く大きいと感じた。