レポ-ト作業に時間がとられて予定の時刻になっても

仕事がはかどらない。

同僚は次々に帰宅して行き、


そろそろ帰ろうかと思ったところ、

♪♪♪♪~

メ-ルが入る。

宝君だ、

〈今どこ?何時に帰る?〉

奥さんみたい。。。

不思議に笑みがこぼれ、

手が届かないと思っていた幸せが確かにあることを感じていた。


今日は、紬君に会ってを返さなくっちゃ。


〈今日は、紬君に会うから、時間は分かんない。

メ-ルありがと。うれしいよ^^〉


メ-ルに返信して、パソコンの電源を落とす。


メモリ-を金庫に保管して



玄関を出ると、


人影が近づいてくる。


「え、宝君?」