「弥桜は人気あるからそばに置いておかないと離れて行っちゃいそうで...。 ガキみたいだろ?」 そういって劉は苦笑いしながら小さな箱を取り出した。 「卒業したら、もっといいやつ買うから。」 箱の中には指輪が入っていた。 「俺と、結婚してください。」 返事はもちろん、 「よろしくお願いします!」 しかなかった。