私は、切った野菜、豆腐、キノコ類、ポン酢に入れる刻みネギなどを、テーブルの上に運んだ。


『新吾~野菜とかキノコとか煮えにくい物から鍋に入れちゃっていいよ』

『おう!任せとけ』


私はキッチンを、サッとかたずけてテーブルについた。

『ポン酢にね、刻みネギ入れると美味しいよ……………て、ネギは?』


『…鍋』


………。

私は、またネギを切りにキッチンへ。


『まあ…間違いは誰にでもあるさ…ははは…』


はぁぁ。。。

『まぁ私も間違って入れた事あるから。気にしないで』


『直美、もう食っていいか?』

気にしてないのか、立ち直りが早いのか…。

てか、今入れたばっかりじゃん!

『まだ』


『意外と時間かかるな』

煮て1分しか経ってないよ!

『直美?ちょっと聞きたいんだけど』


『何?』


『これもう食える?』


………………。

生で食っとけ。