どこまで私を困らせたいのか、この担任は.....。

ただでさえ私は恥ずかしがり屋で人見知りも激しいのに。


で、でもみんな待ってるし、
ここはひとつ勇気を振り絞って自己紹介するしかないか。



私は意を決して立ち上がった。

うぅ...っ、緊張で足が震えるゥウゥゥ。

みんなの視線の先は私。

顔が赤くなっていくのが自分でもわかる。


よ、よぉし!


「さ、才川亜弥ですっ。
部活はき、帰宅部ですっ、
ょよ、よろしくおねがいしましゅっ」

「「「あはははは」」」

か、噛みまくり...っ。

みんな笑ってるしぃ。


「トップバッターありがとう才川~」

た、担任までっっ。


「みんな拍手ーっ」


パチパチパチ~






...........

この日ほど拍手が嫌だった日はない。