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「ふぅ.....」

私は肩をコキコキ鳴らした。




今はやっと入学式が終わり、
教室で新しい担任の話を聞いている。


「お前らも最上級生だぞー?
そして何より受験が待ってるんだ。まだぽやーんとした顔してるけど、ちゃんと自覚できてんのか?」


はぁ...
疲れた。

ただでさえ入学式で疲れてるのに、説教なんて聞きたくないよ。

確かあの担任、
他の中学から来たんだよね?
ビシッとスーツ着て、
メガネかけて、
真面目そう...


「おいっ、そこのお前!話聞いてなかっただろ!?」

ビクゥッ

先生が私を指差した。
わ、私!?
クラス中の視線が私に集中する。

うわわゎわわっ

「名前は...才川 亜弥か」

先生が私の名前を名簿でチェックする。

ひぃぃいっΣ(゚д゚lll)


「よし、先生あいつの名前1番に覚えたーっ」

あははは~
クラスのみんなが笑っている...。