++++++++++++++++
「ふぅ.....」
私は肩をコキコキ鳴らした。
今はやっと入学式が終わり、
教室で新しい担任の話を聞いている。
「お前らも最上級生だぞー?
そして何より受験が待ってるんだ。まだぽやーんとした顔してるけど、ちゃんと自覚できてんのか?」
はぁ...
疲れた。
ただでさえ入学式で疲れてるのに、説教なんて聞きたくないよ。
確かあの担任、
他の中学から来たんだよね?
ビシッとスーツ着て、
メガネかけて、
真面目そう...
「おいっ、そこのお前!話聞いてなかっただろ!?」
ビクゥッ
先生が私を指差した。
わ、私!?
クラス中の視線が私に集中する。
うわわゎわわっ
「名前は...才川 亜弥か」
先生が私の名前を名簿でチェックする。
ひぃぃいっΣ(゚д゚lll)
「よし、先生あいつの名前1番に覚えたーっ」
あははは~
クラスのみんなが笑っている...。