「何で?」



「少し…

先生と話したい事が

あって。」



真剣な眼差しで

嶋谷が言うので

春木はドギマギ

してしまった。



「分かった。

授業、終わったら

生物室に来て。


俺、これから

備品の整理に行くから。」


「分かりました。

ありがとうございます。」


そう言うと

嶋谷は職員室を

出て行った。