幼馴染の彼女、川越美咲ちゃんとの学校からの帰り道。
さっきまで普通にクラスのこととか最近のドラマとかの話で盛り上がっていたのに、ひょんなことから、話題が私の好きな人の話になってしまった。
「どんな人なの」と、興味津々といった感じで彼女は訪ねてきて。そういえば、「好きな人ができた」とは前に言ったけど、詳しくは話してなかった気がする。
そう思って簡単に彼のことを説明してみたところ、先ほどの様な反応を返されたのだ。
(いやだって他に言いようがないし……っ)
いくら考えてみても、適切な言葉が浮かばない。
彼は確かに不良で、でも不良じゃないのだ。
「ねぇ、美咲ちゃん」
「何よ」
「強くて喧嘩が好きで金髪って不良ですか」
「不良でしょ」
即答された。
そう、そこだけなら、彼は立派な不良だ。
……不良、なんだけど。
さっきまで普通にクラスのこととか最近のドラマとかの話で盛り上がっていたのに、ひょんなことから、話題が私の好きな人の話になってしまった。
「どんな人なの」と、興味津々といった感じで彼女は訪ねてきて。そういえば、「好きな人ができた」とは前に言ったけど、詳しくは話してなかった気がする。
そう思って簡単に彼のことを説明してみたところ、先ほどの様な反応を返されたのだ。
(いやだって他に言いようがないし……っ)
いくら考えてみても、適切な言葉が浮かばない。
彼は確かに不良で、でも不良じゃないのだ。
「ねぇ、美咲ちゃん」
「何よ」
「強くて喧嘩が好きで金髪って不良ですか」
「不良でしょ」
即答された。
そう、そこだけなら、彼は立派な不良だ。
……不良、なんだけど。