｢大人しくしてろ
………暴れたら落とす｣
耳元で低い声で言われ不覚にもドキッとしてしまった
｢きゃー、ﾛｰｸﾞお姫様だっこしてるーカッコイイー｣
｢ﾘﾝﾈ…すっげー棒読み｣
奥に行くと二人の男女がいた
その二人は髪型と身長が若干違うだけで顔のパーツはほぼ一緒
いわゆる双子だった
｢君がﾐﾙﾌｧちゃん？
あたしﾘﾝﾈ!!よろしくね｣
｢俺はﾘﾝﾈの双子の弟…ﾘﾝﾄ｣
見た目は似ているが性格は対照的だなとﾐﾙﾌｧが思っていると
｢さて、ﾘﾝﾈ
奥の片付けすっぞ｣
｢……え｣
｢新入生が来たからって言うのはナシ
まずお前は奥の片付けから｣
ﾘﾝﾄはそう言ってﾘﾝﾈを連れていった
