「あの〜、そろそろ
ラブラブすんのは
終わってくんねぇか?」


申し訳なさそうに、
俺達を見る憐と小谷。


「ごめん!千秋、
手繋いでてもいい?」


「いいに決まってる」


そして、憐達の方に
小走りで向かった。


「憐、私達も!」


「ん?じゃあ日菜子
から繋いで?」


お前らもラブラブ
してんじゃんかよ!


「海行かね?」


憐が言った。


憐って意外に
ロマンチックか?


「いいねっ!」


小谷もかなり
乗り気で返事をした。


「「じゃあ行こ!」」


俺と茜の言葉が
揃ってしまう。