ギュッ


「何だよ…焦るだろ?」


「え…」


突然抱き締められた。


「俺だけが茜を
すげぇ好きみたいで…」


「私は千秋に負けない
くらい好きだよ…」


こんなところでも
負けず嫌いな私。


「…なら俺は、
茜を愛してるよ」


どうやら、千秋は
私より負けず嫌い。


「…もう離して
あげないからねっ」


「茜が離れない限り
俺は離れないよ」


なら一生離れない。


これからも、
あなたの傍に居る事を


――――…誓います。




◇番外編①・終◇



(あ、キス忘れた…)


(千秋、ドンマイ!!)