「…そっか、」


柔らかい笑顔を
見せてきた。


ドキッと一瞬、
したのがわかった。


「練習の邪魔しちゃ
わりぃから帰るわ、」


せっかく頑張ろうと
してんのに邪魔したら
罪悪感があるし…


「…あ、あのっ!」


「ん?」


俺が帰ろうとした
時に声を掛けられた。


「よかったら…」


少し頬が赤い。


な、何だ何だ?


「一緒に…帰り…
たいんだけど…。」


「…」


驚いて、言葉が
出てこない。