「…悪いとは思ったが、運動着の中のお前の腕を見た。」
「ッ!!」
腕を…見た…?
腕にある痣も…?
まさか。
まさか。
「…イッ…!?」
突然、先輩は掴んでいる私の腕に力を込めた。
痛みによって私の顔は歪む。
「え…!?ちょっ…先輩!?」
先輩は私の腕の部分の運動着の袖をまくりあげる。
「やめ…!!やめてくださいッ!!先輩!!」
私の意思に関係なく、スルスルと上がってくる袖。
どうしよう。
もうすぐ、痣が見えてしまう。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…