あたしは愛村莉子。
高校1年生。

あたしの体中には母親につけられたたくさんの痣や傷がある。
背中や腕にはタバコを押し付けたられた火傷の跡もある。
そして…手首には自分でつけた傷がある。

これはあたしの罰なんだ。
生まれてきた罰。

お母さんごめんなさい。
いつも思っている。

死んじゃえばいいのかな。そうすればあたしの罪は償えるかな。
いつも思っている。

もうボロボロだった。
こんなこと友達に言えるわけもなくて…
あたしは出口のない闇にいた。