しょうがない、こうなったら…!!





そう思い、私は大きく息を吸い込んだ




「ここどこで…「黒~!?どこ行っちゃったの~?」




え?




自分との声が重なる




誰?





声のする方を見ると、小さな女の子がいた



「黒~?く~ろ~?」




必死に名前を呼んでる…




てか、黒ってこの猫のこと?




「にゃー…」




ここにいるよ、とでも言うように猫…じゃなくて黒は鳴いた





その鳴き声が女の子の耳に届いたのだろう



「あ、黒♪」



顔が明るくなった




でもそのとき……




もちろん、私は視界にはいる