やっとの思いで裏口にやって来た近藤が目にする



「お前たち…」



無惨に転がる隊士の亡骸を…

***

永倉と藤堂は2人で奮闘していた



順調に敵を斬り倒してきていたが、藤堂は一瞬の隙をつかれ眉間を負傷し、永倉は戦いの最中に左手を負傷した


おびただしい量の流血が彼らを襲う

***

2階で一人奮闘する沖田



だが――



次から次から溢れだしてくる浪士を倒す最中…



不快な症状に見舞われた


なんだか、胸の辺りから込み上げてくる生暖かいモノ



――――!?!?


「……ッごほ、けほっ!!!」



咄嗟に抑えた口元から流れ出たのは



――――血だ!!



そのまま沖田はその場で意識を失った