「左之…、変わらない未来はないんだ。変わっていくからこそ平和が訪れる」


「平和になるのに俺たちのモノは残らないのかよ!?」



興奮する原田は周りが見えなくなっていた




「ねぇ、左之さん」




そこに涼しく話しかけたのは沖田だ



「未来に残すとしたら、何を残したいですか?」



「何って…それは!」




――自分たちの生きた証




そう言おうと思い、原田は口を開いた



そのとき……

「「きゃ~あぁぁぁぁ!!!!」」




碧の叫び声が響き渡った

***

「どうしました、春日さん!?」




急いで駆け付ける沖田がみたものは…




「お…きた…さ…ん…」



血にまみれる新撰組隊士の姿だった