140年後――江戸




俺は気づくと見知らぬ異世界にいた



――ここはどこだ?



見慣れぬ服装をし、見慣れぬ髪型の日本人らしきモノ



俺の横を通り過ぎるのはそのモノばかりだ



そして



怪物のような乗り物



鉄の塊なのに軽々動いていた



飛ばされた未来で、俺はたくさんのモノをみた




でも





俺は気づいたんだ




――自分のいた「江戸」のモノはない






変わらない未来はない




全て変わってしまうということを、俺は知ってしまった