「変わらない未来なんてありませんから。」



***

――!!!



沖田のその言葉に驚いたのは…



「誰か…そこに居ますね?」




原田と沖田のいた近くの障子に、影が写った



「誰だっ!」




殺気立つ原田は、刀を構える



「左之さん…。そこまでしなくても良いです」




「あぁ!?」




呆れた沖田は、原田の刀を下ろさせた




「ね、斎藤君」



そろそろっと障子から現れたのは、斎藤だった




「斎藤かよ~。驚かせんな!」




力の抜けた原田はその場に座り込んだ



「で、斎藤君…。なんであなたが驚くんです?」


にこっと微笑む沖田の顔は、敵意に充ちていた