来た頃の服装では目立ちすぎるため…



「これを着てくれ」



と笑顔の近藤さんに渡されたのは、女物の着物だった




正直、着物なんて着たことないし…




強いて言うなら七五三のときくらいかな……?




着物の着方に悪戦苦闘する私




その姿を見て




「なにしてんだ?」




デリカシーのない…これまた…



「原田さん…」




「な~んか、悪戦苦闘だな」



障子を閉めておいたはずなのに…




そのまま彼は私の部屋に入って来た



「着れないなら、俺が手伝ってやろうか?」



そう耳元で囁かれた!!