「「はあ~!?!?」」




先程から土方と沖田は驚いてしかいない…




偶然が重なりすぎたのだろう



でも…



斎藤が自分と同じ境遇にあったとは驚いた



「どういうことだ、斎藤?」




「は、副長。」



かしこまった表情になった斎藤は話し始めた



夜、床に就いたときには江戸時代にいたのだが



朝、目を覚ますと見知らぬ異世界にいたらしい



そのときの年号が




「2000年…という140年後の江戸にいたのです」



そのまま斎藤は異世界で暮らすことなった



「誰も気には止めなかったのか?」



「いえ、自分の名を言ったところとても驚かれました」



「斎藤さん…」


私は無意識に彼の名前を呼んだ



「あなたは自分の運命を知ってしまいましたか?」