「貴方って左利きの天才剣士…斎藤 一さん?」





そう問うと3人とも同じ顔をして驚いた




当たり前だろう…



身元の知れない奴が、自分のことを知っているのだから



「あ、いやっ…あの、すみません!」



理佐から聞いたとき、不思議と惹かれていった彼が今…私の目の前にいる




「お前、本当に未来から来たようだな…。」




「はい…」




私は小さく頷くことしかできなかった




「あのさ、斎藤君。春日さんが未来から来たなんてどうして信じられるの?」




沖田はくりくりした目で尋ねた




「…そ、それは」




途端にしどろもどろになる斎藤




だが、決心したようにキリッと沖田に言った


「俺も似たようなことがあったからだ」