「あ~おい、授業お疲れさま!!」



授業終了のチャイムとともにやって来たのは



「うん。お疲れ、理佐」




親友の西上理佐(にしがみ りさ)だ





「あ~、もう幕末のとこ終わっちゃった~!」






「ん? なんか好きな偉人でもいるの?」







「うんっ!!新撰組だよ~」






「新撰組…?」





知らないの、とでも言いたそうな目で理佐は私に新撰組のことを教えてくれた



彼らは京都にいたこと



鬼の副長と呼ばれていた 土方歳三という人物



天才剣士といわれた 沖田総司という人物



涙もろい新撰組の一番偉い人 近藤勇という人物



そしてその他もろもろ…






これが、彼らとの出会いだった