「いつものとおり、壬生寺に行って来たんですけど…。遊び仲間の子の庭で寝ていたらしいんです。…ね、春日碧さん?」



「は、はいっ!」





「庭で寝てた…だァ?なんでそんなところで?」





土方は頭が付いていかないらしい




「さあ、わからないですけど。…もしかして未来から来てしまったんでしょうかね」




自分の頭をくしゃくしゃと掻き乱しながら、冗談混じりに沖田が言った





でもそのときの碧にとっては、思ってもいなかったほどのことばだった




――もしかして、未来から来てしまった




そうか…




私、本当にタイムスリップしちゃったのか!





「未来から来られるわけがねェよ。総司、冗談もそのくらいに…「私っ!!」



自分でも驚くほどの大きな声が出た



でも、臆することなく2人に叫んだ



「未来から来ましたっ!!!!」