一瞬、二人の視線が絡みあった。

馬鹿。
弱ってるから、優しくされると好きになってしまいそう。

「姫川…」
先輩の顔が近づいてきて……。
「んっ…しぇん…ぱい?あ…ンンッ」
先輩はあたしを抱きしめながら、優しいキスをしてきた。

――バサッ

背後でした音に驚いて振り返る。
そこにいたのは……宮本くんだった。