紗綾があの人と言うのは
地味な格好をした男の人。

「そぉなんだ。
名前は?」

「名前ね、岩切迅(いわきりじん)。」

「へぇ~。
紗綾の好きなタイプって
もっと派手な人ぢゃなかったっけ?」


「う…うん。
そおなんだけど…」


この時
紗綾が言いたくないような
顔をしたからそれ以上聞かなかった。