「紗綾!」 「どした?」 「あっあのね! 新しい友達が出来たよっ♪」 「そうなんだぁ。 よかったね!なんて子?」 「同じバスケ部の奥野流唯ってこ。 知ってる?」 「流唯…?」 「うん?どうしたの?」 「あっ…ううん。なんでもない。 よかったね~」 いくら鈍感な私でもこの時の紗綾の変化には気づいてた… でもあえてスルーした。 後で後悔するともしらずに。