大きなキズ...。医者から『この手術は... 申し訳ありませんができません』

『それじゃ...。死を待つって事ですか?』『すいません...』『そんなぁぁー!!』と
健斗のお母さんが泣いていた。

『余命は後2ヶ月です... 覚悟をしてください。』

私も、大泣きした。

1ヶ月...。1ヶ月...。

1ヶ月が過ぎた。

健斗には、本当の事を言った。

『もし、死んでも俺と優里は一緒だ!!』

それを一言に


健斗は、静かに目をつぶり


天国へ

大きな空へ


羽ばたいて行った。



君の道は、空。

今、君は

天国の階段を登っている...。


私の道は、


ここ。この道。



私と君は



『道』