私、大上帆奈は【おおがみはんな】日本の北に位置する小さな町に住んでいる、どこにでもいる女子高生。



「はんなー!迎えにきたよ!」



窓の外から聞こえた。読んでた雑誌をベッドの上に投げ捨て、全身鏡で最終チェックをして、急いで階段を降りていく





「紗耶、お待たせ。今日も寒いね。今日はどこ行く?」



「寒い寒い!えーと、今日はね〜」