翌日、
 本当に山口は、学校をやすんだ。

昨日のうちに、親御さんに、電話しておいて、よかったわー。
昨日の、夜
「山口さんのお宅でしょうか?!わたくし、坂之上中学校、教師の、北中と、申しますが、萌さんの、お母様でいらっしゃいますか?」
「はい、そうですが…また、萌が何か?」

だいたいは、察しているようだ。

「萌さんが、学校は、友達と、会うところで、勉強は、もぅ、諦めていると、おっしゃつていたので、私は、学校は、勉強するとこだから、しないなら、学校に、来なくていい。という話をしました。」

「はぁ、義務教育でしょう?そんなこと、いーんですか?」
山口の、親は不満げに、次ぐ。
「萌を、説得するのも、お仕事の、一環じゃないんですかね?」


はぁ? 親が、ちゃんと教育させてたら、こんな事になってねーよ。

「はい、ある程度は話をしましたつもりです。もし、萌さんの、希望で、お休みになられるのであれば、家庭で、よく、話し合ってください。」

それから、何分だろうか、言い合いを続けた結果、渋々であったが、承知をいただいた。