放課後、教室で、寄せ書きメッセージを、みていた。


ガタガタ
「あれー?まだ先生居たんだ?」
「山口。」
あしたからは、もぅ、新しい先生の、授業が、はじまる。

「わすれものー!かえるから。っ」
「山口…あたしは、あなたに、勉強だけ、がんばってほしい。」

「…?」

急に、語り始めるあたし。

   でも、
山口は、なにも言わず、立っていた。
「勉強…好きにならなくてもいい。でも、頑張ってみてょ?今からでも…遅くないよ。 嫌になったら、休憩してもいい。少しずつ…勉強して、高校へ、行ってほしいな。そして、夢を、見つけてほしい。」