何もかもが見えなくなったあたしは感情の失った『モノ』 ただ、そこにいて息をして歩いて『偽り』の仮面を張り付けた愚かな自分が存在した。 でも、その仮面の下はいつだってあなたを想って苦しくて泣いていた。 気付いてほしくてでも、気付いてほしくなくて複雑に絡まった糸はほどけない。 ほどく方法はただ、1つだけ。 想いを断ち切る……………………。 でも、それは心が否定した。