『だけどさっき

”私も先生がいないとダメ”って言った…??

なぁ?!言ったよな?!?!』


あまりにも俺が興奮しているから零は驚いている。


でも突然意味不明な言葉を発した。


何事だ?と思ったら時間の話だった。

今の時刻は”7時30分”

驚くのも無理ないか…



さて、そんなことより

これからどうしようか…?


このまま告白しちゃうか??


俺はある決心をして零を自分の車に乗せ、家に向かった。

もちろん俺の家に。


そして家に着き零を部屋に入れる。


キョロキョロと俺の部屋を眺めている零がすごく愛おしく思えて


「え…先生?」

思わず抱きしめた。


『もう俺無理………』


分かったんだよ。


何が大切なのか…


頭で必死に忘れようとしても
体がお前を求めているんだよ。


俺とお前は教師と生徒で、

俺は我慢しなくちゃいけないかもしれない。


でも、やっぱり零が好きで…


何かあったら必ずお前を守る。



だからどうか俺の願いを聞いて。



俺は深く深呼吸をした。