『西城、怒られちゃったな

やっぱり俺よりもお前がバカだな』


体育委員が呼び出されて一番遅れて来た零は山田先生に雷を落とされた


俺は前、零にバカと言われたことを根に持っていたため山田先生がいなくなったあと零に言った。


そうすると零は



「先生うるさいです!!

何やるか教えて下さい」


と、真面目発言。


『はっ?!どうしたのお前…??』


思わず口に出してしまった。



「何がですか…??」



『だってお前真面目なんだもん!』


からかい半分で零を見て笑うと


「相変わらずうるさいね先生は」


なんて零お得意の皮肉が飛んできた


『お褒めにあずかって光栄です』


そんな皮肉に俺はいつも通り返す。


こんなやりとりはいつもあったのにここ最近は何もしていない。



そんなやり取りをしている俺らを6つの目が見ていた。



温かく見守ってくれている4つの目と



睨みをきかしている2つの目。



俺はそんな目にも気がつかず零とじゃれあっていたのだった…