『じゃあ俺は集まりあるんで先失礼します。』


俺は水谷先生の横を通り過ぎる



「頑張って下さいね、西城零と。」


ニヤッと笑う水谷先生。



俺はそんな水谷先生を無視し、会議室に向かう



俺は1番乗りだったらしくまだ誰もいない。



『朝倉せんせーっ!!

まじおもしれぇ話あるんだけど!!』

と言って何人かの生徒が入ってくる



『おもしろい話?!

なんだそれ!俺に教えろ~』


俺はそんな生徒の話に食いつく



まだ零は来ていない。


って、俺なに探してるんだ??


ダメじゃん…そんなことしちゃ。



「しつれーします。」


聞き慣れた声がして会議室に入ってきた1人の生徒。


姿が見えなくても誰か分かる。



紛れもなく零なんだ。



俺の待っていた人。


でも零は俺のいる場所から一番遠いところへ座った


やっぱり避けてる。



痛い…胸が張り裂けそうだ…。



好きな人に避けられるということが…



こんなにも痛いなんて思わなかった。