『朝倉先生、言い忘れてたんですけど
明日さっそく集まりがあるんで、
よろしくお願いしますね』



山田先生は俺の方に戻ってくるとそう言った



明日、集まりがあるのか…。


ってことは、零と顔を合わせるのか



俺は1人になりたくて調理室に行く



『あっ朝倉秋平!!』


そうするとドアの前に


『お前らか……』



清水と藍葉が…。


ホント、あり得ないだろ


なんでお前らはここにいつも来るんだ?



『まあそう嫌がらずにさ…。

とにかくここ、開けてよ』


清水に言われるがままに鍵を開けて2人を調理室に入れる




「せんせーさ、こういうのって偶然って言うんだよね??」



藍葉は調理室の黒板に


”coincidence”


という言葉を書いて見せる



これは偶然という意味だ




『どーなんだろうな。

俺にも分かんねぇや』


俺は両手を上げて首を振る