『今日休んでるヤツは……』


教室を見渡すと1つの席が空いている


そしてその近くの席のヤツは…零。


ってことはあそこは清水の席か。


と、誰がいないのか分かっているのに


『んーとっ、西城??
お前の前の席誰??』


なんて零に声をかける



「清水大和です」



『清水か……
ん。西城、ありがとな』


本当は西城なんて呼びたくない…。


零って名前で呼んでやりたい。


それから零から目が離れない


いつも目の端に零の姿が映っている


逸らそうと思っても無理なんだ…。



それくらいお前に未練たらたらなんだ。


俺…超格好悪ぃ


自分でも恥ずかしいくらいに格好悪ぃよな



零……好きだ…。


なんて授業中なのに心の中で叫んでみたり??