俺は深呼吸をしてインターホンを押す


中から零の声がしてすぐにドアが開いた



『零…会いたかった…』


俺は零を抱きしめる



『なんでもっとわがままになんねぇの?』


零を抱きしめたまま呟く


「え……………??」


零は驚いている様子


『俺ずっと零から連絡くるの待ってた

なのにお前連絡してきてくんねぇんだもん』


俺は零を解放して目を見つめる



『だから俺来ちゃったじゃん』



ヤバイ………。


俺…あんなこと言えるのか?


もう気持ちが揺らいできちゃったじゃん…。



「どうしたの?先生??

なんかあったの…?」



零の心配そうな声。



そうだよ…零。


どうかしたんだよ……。



なんかったんだよ……。




ごめんな…零……。