「うん…おもしろいね…」


ある日の夜。


俺が電話をすると西城は元気のない声だった。



俺がどんなおもしろい話をしても


「あははっ……」


と、重たい笑い。



俺の勘がピーンと働く。



そして会話もほどほどにして俺は電話を切った。



そしてベットに座り込む。



多分…原因は藍葉だろうな…。



今日調理室に西城を向かえにきた藍葉。


いつも通り笑っているように見えた。


でも俺には何か重たいモノがあるように思えた。



それに今日は異常に部活が終わるのが早かった。


2人がいなくなったあと職員室に向かった俺。


そしてグラウンドに目をやると陸上部が練習をしていた。



練習熱心な藍葉が部活を早退した。と、いうことになる。



そしてそう思った瞬間イヤな感じがした。


で、西城の元気のない声…



まさか…西城と藍葉………?!?!