「謝らなくても。


それよりさっき出て行ったの西城零ですよね?」


水谷先生はイスに座る。



『あぁ……

多分…そうだと思いますよ。』


俺は窓の外を眺めていた。



「どうしたんですか?

なんか元気ないみたいですよ??」



『西城に


”先生が先生じゃなかったら良かったのに”

って言われちゃいまして…。』


はぁ~と俺は大きな溜め息をつく。



「それはキツイですね…。

でも、西城零…泣いているように見えましたけど??」




『え…?!マジですか?!?!』


俺は目を見開く。




「えぇ……

そう見えましたけど??」



『うわぁ……………』



俺は頭を抱え込む。



なんでだよ……



どうして泣くんだよ?



俺が先生だから??



お前が生徒だから…??


意味不明なんだよ……