「先生の元カノってどういう人?」


西城は少しためらいながらも言葉を発した。



う゛ぅ………


この質問にはあんまり答えたくないな…。


俺は過去を振り返らないって決めてるし、

なんと言ってもあんまりいい思い出ではない。



視線を宙に向けて


『どうしたんだよ?急に…』


と、言った。



そうすると西城は


「急になんかじゃないもん!!」


と、叫んだ。


なんでこんなにも興奮しているのか俺には分からなかった。



『どうしたんだよ??

落ち着けって………』


俺は少しパニック。



「せんせーのばかっ!!鈍感!

急になんかじゃないんだから!!」


西城を落ち着かせよう思ってもますます興奮している。



何がどうなってるんだ?!


なんで西城はこんなに怒っているんだ?!



俺はどうすればいいんだ?!



と、あたふたしている俺。