「秋平くん!!


いい加減にしなさい!



あなたじゃなくて誰が支えるの?


今の西城さんを支えられるのは秋平くんだけよ??


あなたがしっかり支えてあげるの。


西城さん、心に深い傷をつけられたのよ?


それを癒すことができるのは、あなただけ。



私は帰るからここの戸締まり頼んだわよ?


秋平くんなら、できる。



じゃ、またね。」



先生はあの温かい笑みを保健室に残して去っていった。



さっきの先生の顔、


高校のときに授業をサボっていた俺を叱っていたときと同じ顔だったな。



いつもいつも俺を叱っていた先生だけど、

なんだかんだ言っていつもサボらせてくれた。



先生。


俺、目が覚めたよ。



零のこと、俺に任せてよ。