「先生。」



いつものように調理室で皿を洗っている俺。



そこへ誰かが入ってきた。



『…………西城。』


入ってきたのは零だった。



どうして、お前はこんなところにいるんだ??



「先生。」


零は俺を呼ぶ。



ふと、顔を上げると泣いていた。



『西城??』


目からボロボロと涙を落とす。


なんで泣いてるんだ…??


誰が泣かせたんだ…??



俺は零に近づく。



『零。』


そう呼んだ俺は零を抱きしめた。