「反応薄すぎですよ。


どうするんですか??」


水谷先生はチラチラと辺りを見る。



あの、挙動不審ですよ?



『別に何もしませんよ。


変な期待するだけムダだと思います。』



きっぱり答えた俺。



でも未来のことは誰にも分からないから何か起こるかもしれないけどな。


なるべくなら、何も起きないでほしい。



今零に会ったら俺、ヤバイぞ??



「えー。


つまんないですよ。」


水谷先生は残念そうな顔をする。


あの、つまんないってどういうことですか?


これ、ゲームでもドラマでもないんですから。


つまんなくてもいいじゃないですか…。



「卒業式のあと、楽しみですね!!」


ニヤッと笑う水谷先生。



この人は一体、何を考えているんだ…?