『……俺のことどう思ってる??』


こんなこと聞くつもりなかったのに、口が勝手に動きやがった。



俺、相当バカじゃん…。



「わ…『ストップ!!』



口を開きかけた零を遮った俺。



やっぱり言っちゃダメだ。


卒業するまで俺は我慢しなくちゃいけない。




『それ以上言ったらもうダメなんだ…。




なんか…悪かったな。』



俺は零に背を向けてそう呟いた。



ダメだな、俺。


零といると狂ってしまう。



「じゃあ帰るね。」





『西城?』



まだ、零に言わなくちゃいけないことがあるんだ。



さっき、俺は間違ったこと言っちゃったからな。