『教師が学校で昼寝してもいいんですか??』


電話の向こうでニヤニヤと笑っている大和の顔が思い浮かぶ。



『寝てません。



で、用事はなんだよ??』



俺は話を逸らした。



これ以上、寝た、寝てないで争っても意味ないからな。


なんて俺は大人なんだ…。



と、自分で自分に感激。


そんな俺は若干ナルシストか…??



『あ、そうそう。



明日、零に電話してください。』



な、なんて…??



”零に電話してください”


だと……??


そんなこと、できるワケないだろ?


この俺に…………。



『可哀想な秋平先生へ俺からプレゼントです。



零に

”打ち上げやるから、調理室来いよ。”

って言ってやってください。


きっと零は喜んで行く、って言いますよ。


それじゃ。』


大和は言うだけ言って電話を切りやがった。