俺は零とのたくさんの想い出が詰まった調理室にいた。
『西城?
ちゃんと俺のアド登録してあるか?
まあしてなかったときのために一応。
朝倉秋平。家庭科の教師。
とまあ自己紹介はどうでもいいか。
ではメールをした理由を…。
今日はセンター試験だけど西城のことだからめっちゃ緊張してるだろう。
今まで頑張ってきたお前を見てた俺には分かる。
自分に自信を持て!!
お前ならできる!!
こんなことしか言えないけど学校でお前が試験うまくいくことを祈ってるから。
では最後に俺の大好きな言葉を…。
大丈夫。』
こんな格好付けたメールを送ったのはこの俺。
自分で送信メールを見て呆れた。
なんだ?
この気持ち悪いメールは…。
マジないわ………。